登山というスポーツは飯を食うのも行動の一部。さて何を食う?〈後編〉

前編からつづく

◎出発前の登山口で食べるものと携帯食

夜行で現地入りして登山口の駐車場などで
出発前の朝食を食べることが多いのですが、
大抵コンビニのおにぎり2つとカップラーメンです。

僕は朝早いと、パンのようなものは
のどに通り難いので必ず米を食べるようにします。

そして登り始める訳なんですが、
行動中は特に昼食を摂ることはなく
携帯食を随時食べるようにしています。

携帯食として僕が好んで食べるものは、
喉の乾きも軽減できるハイレモンというタブレット、
スニッカーズというチョコレート、
駄菓子で良く売っている「ソースかつ」という
薄っぺらい揚げたお菓子です。

特に「ソースかつ」は優れもので、
エネルギーに変換しやすい炭水化物と脂肪、
それにアミノ酸も摂取でき軽量で、
さらに味が濃くて嗜好性が高いので、
良く噛んで食べると満足感もあり必須です。

冬の登山ではちょっと重いですが、ウィダーinゼリーを
良く持っていったことがあります。

汗だくになった休憩時に半分凍ったウィダーinゼリーが
最高に美味いので病みつきになりました。

◎夕食は満足感もありエネルギーになり易いものを

夜間、特に冬場はテント外での調理はほぼ無理で、
出来るだけ燃料を節約し調理時間を短縮する
必要があるので、お湯で戻した2食分で1パックの
アルファ米とフリーズドライでよくある具沢山の汁物、
それと、以前はフリーズドライの納豆が売っていたので
アルファ米を戻すときに一緒に入れたりしてました。

アルファ米2食分は結構多いのですが、
大抵は全部食べてしまいます。

腹一杯食べてもアルファ米は消化がいいので、
次の日にもたれたりとかはほとんどありません。

疲労困憊して食欲が無く残ってしまった場合は
食べれるだけ食べて、残りは次の朝の朝食の
ラーメンに入れて食べます。

朝食のラーメンはカップラーメンではなく
袋メンを使います。

袋メンだとザックの中でつぶされて
粉々になっても問題なく食べれるのと、
非常時にコンロが無くてもそのまま
かじって食べることもできます。

あとは僕の場合インスタントコーヒーと
若い頃、単独で長期の縦走登山をやったときに
途中でビタミン不足で手足が痺れたことが
あったのでビタミン剤は必ず持っていきます。

登山を始めて間もない頃は、
泊まりの山行でどんな食料を持っていくか
かなり迷うのではないかと思いますが、
僕の経験からすると、アルファ米と
スリーズドライの汁物のおかずは軽量で
満足感もあり、かなりおススメです。

それと、事前の食料計画と
行動中の食料管理はしっかりと行い、
携帯食は予備食としてやや多めに携行することも
忘れないようにしましょう。

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登山というスポーツは飯を食うのも行動の一部。さて何を食う?〈前編〉

登山というスポーツは「生活」することを
その範疇に取り込んだ特殊なスポーツなので
山での行動で何を食べるかということは
かなり重要なファクタになると思います。

特にテントで何泊もするような長期の登山の場合は、
多くの食料を携行することになるので、
出来るだけ軽量でかつ行動する為のエネルギーや
栄養素を備えていなければいけません。

登山ライフを楽しくする為にアルコールや
お菓子、生ものなどを持っていく人も
多いと思います。

僕も昔、地元の名峰である白山に登る時に
鍋料理の材料一式を担ぎ上げたこともあり、
キャンプ時にそれはそれで楽しかったんですが、
登山のほとんどがクライミングや冬山になってからは、
計画の支障になるような無駄な食料は
一切持たなくなりました。

僕の考えでは、登山での食事や睡眠はすべて
山行計画の一部なので、そこだけアバウトに
なってしまうといったことはありません。

それで今回は、大して代わり映えもしませんが、
僕の定番の食料を紹介しましょう。

◎出発前の登山口で食べるものと携帯食

夜行で現地入りして登山口の駐車場などで
出発前の朝食を食べることが多いのですが、
大抵コンビニのおにぎり2つとカップラーメンです。

僕は朝早いと、パンのようなものは
のどに通り難いので必ず米を食べるようにします。

そして登り始める訳なんですが、
行動中は特に昼食を摂ることはなく
携帯食を随時食べるようにしています。

携帯食として僕が好んで食べるものは、
喉の乾きも軽減できるハイレモンというタブレット、
スニッカーズというチョコレート、
駄菓子で良く売っている「ソースかつ」という
薄っぺらい揚げたお菓子です。

特に「ソースかつ」は優れもので、
エネルギーに変換しやすい炭水化物と脂肪、
それにアミノ酸も摂取でき軽量で、
さらに味が濃くて嗜好性が高いので、
良く噛んで食べると満足感もあり必須です。

冬の登山ではちょっと重いですが、ウィダーinゼリーを
良く持っていったことがあります。

汗だくになった休憩時に半分凍ったウィダーinゼリーが
最高に美味いので病みつきになりました。

後編へつづく

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夢の長期縦走登山。荷物の背負い方3つのポイントを死守!〈後編〉

前編からつづく

2、ザックの各アジャスターは苦痛をミニマムに

長期縦走登山に使用するような中・大型の
ザックは必ず胸、肩、腰などの位置に調節用の
アジャスターが装備されています。

これらをしっかりと調節することにより
背負っているときの体感重量や疲労、苦痛の
大幅な軽減を実現することが出来ます。

特に重要な部位は腰ベルトです。

大抵の場合は分厚いパッドが装着されていますが、
このパッドで自分の腰骨を包み込むような感じで
腰ベルトのストラップをやや苦しいくらいに
しっかりと締め付けましょう。

大きいザックは肩で背負うというよりも、
腰で背負うような感覚を持ったほうがいいです。

もちろん肩のベルトもしっかり締め込んで、
胸に付いている左右の肩ベルトをつなぐ
ストラップもしっかり締めましょう。

あとは、ザックの雨蓋を自分の頭に
引き寄せるためのベルトも必ず付いていますが、
これも目一杯締め込んでください。

これらの調節は背負う毎ごとに必ず行ってください。

3、重い荷物を背負って歩く鉄板歩行法

1、2で述べたことを行えばかなり楽に
重い荷物を背負って行動することが
出来るようになると思いますが、
もう一つ歩き方にもコツがあります。

それは、出来るだけ短いスパンで休憩を
挟むようにするということです。

例えば通常2時間行動して30分休憩するところを、
1時間行動して15分休憩し、短い間の休憩でも
必ず荷物を一旦おろすようにしましょう。

かなりの重荷の場合は30分行動の10分休憩とか
さらにこまめに休憩を取るということです。

これは、山小屋に荷物を担ぎ上げるボッカの方や
ネパールのポーターたちの荷物の運び方を見て
学んだ歩き方です。

実際に僕も30キロ以上の装備を担いで
山に入ることが度々あり、
その歩行法を使っていましたが、
目的地到着時の疲労度がかなり違いました。

いかがですか?

聞けば何てことないことかもしれませんが、
これらのことをちゃんと実践すれば、
かなり快適で充実した長期山行を行うことが
出来るのではないでしょうか。

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