登山というスポーツは飯を食うのも行動の一部。さて何を食う?〈前編〉

登山というスポーツは「生活」することを
その範疇に取り込んだ特殊なスポーツなので
山での行動で何を食べるかということは
かなり重要なファクタになると思います。

特にテントで何泊もするような長期の登山の場合は、
多くの食料を携行することになるので、
出来るだけ軽量でかつ行動する為のエネルギーや
栄養素を備えていなければいけません。

登山ライフを楽しくする為にアルコールや
お菓子、生ものなどを持っていく人も
多いと思います。

僕も昔、地元の名峰である白山に登る時に
鍋料理の材料一式を担ぎ上げたこともあり、
キャンプ時にそれはそれで楽しかったんですが、
登山のほとんどがクライミングや冬山になってからは、
計画の支障になるような無駄な食料は
一切持たなくなりました。

僕の考えでは、登山での食事や睡眠はすべて
山行計画の一部なので、そこだけアバウトに
なってしまうといったことはありません。

それで今回は、大して代わり映えもしませんが、
僕の定番の食料を紹介しましょう。

◎出発前の登山口で食べるものと携帯食

夜行で現地入りして登山口の駐車場などで
出発前の朝食を食べることが多いのですが、
大抵コンビニのおにぎり2つとカップラーメンです。

僕は朝早いと、パンのようなものは
のどに通り難いので必ず米を食べるようにします。

そして登り始める訳なんですが、
行動中は特に昼食を摂ることはなく
携帯食を随時食べるようにしています。

携帯食として僕が好んで食べるものは、
喉の乾きも軽減できるハイレモンというタブレット、
スニッカーズというチョコレート、
駄菓子で良く売っている「ソースかつ」という
薄っぺらい揚げたお菓子です。

特に「ソースかつ」は優れもので、
エネルギーに変換しやすい炭水化物と脂肪、
それにアミノ酸も摂取でき軽量で、
さらに味が濃くて嗜好性が高いので、
良く噛んで食べると満足感もあり必須です。

冬の登山ではちょっと重いですが、ウィダーinゼリーを
良く持っていったことがあります。

汗だくになった休憩時に半分凍ったウィダーinゼリーが
最高に美味いので病みつきになりました。

後編へつづく

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夢の長期縦走登山。荷物の背負い方3つのポイントを死守!〈後編〉

前編からつづく

2、ザックの各アジャスターは苦痛をミニマムに

長期縦走登山に使用するような中・大型の
ザックは必ず胸、肩、腰などの位置に調節用の
アジャスターが装備されています。

これらをしっかりと調節することにより
背負っているときの体感重量や疲労、苦痛の
大幅な軽減を実現することが出来ます。

特に重要な部位は腰ベルトです。

大抵の場合は分厚いパッドが装着されていますが、
このパッドで自分の腰骨を包み込むような感じで
腰ベルトのストラップをやや苦しいくらいに
しっかりと締め付けましょう。

大きいザックは肩で背負うというよりも、
腰で背負うような感覚を持ったほうがいいです。

もちろん肩のベルトもしっかり締め込んで、
胸に付いている左右の肩ベルトをつなぐ
ストラップもしっかり締めましょう。

あとは、ザックの雨蓋を自分の頭に
引き寄せるためのベルトも必ず付いていますが、
これも目一杯締め込んでください。

これらの調節は背負う毎ごとに必ず行ってください。

3、重い荷物を背負って歩く鉄板歩行法

1、2で述べたことを行えばかなり楽に
重い荷物を背負って行動することが
出来るようになると思いますが、
もう一つ歩き方にもコツがあります。

それは、出来るだけ短いスパンで休憩を
挟むようにするということです。

例えば通常2時間行動して30分休憩するところを、
1時間行動して15分休憩し、短い間の休憩でも
必ず荷物を一旦おろすようにしましょう。

かなりの重荷の場合は30分行動の10分休憩とか
さらにこまめに休憩を取るということです。

これは、山小屋に荷物を担ぎ上げるボッカの方や
ネパールのポーターたちの荷物の運び方を見て
学んだ歩き方です。

実際に僕も30キロ以上の装備を担いで
山に入ることが度々あり、
その歩行法を使っていましたが、
目的地到着時の疲労度がかなり違いました。

いかがですか?

聞けば何てことないことかもしれませんが、
これらのことをちゃんと実践すれば、
かなり快適で充実した長期山行を行うことが
出来るのではないでしょうか。

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夢の長期縦走登山。荷物の背負い方3つのポイントを死守!〈前編〉

登山を始めたばかりのビギナーの
憧れであり1つの目標であるのが、
何日もかけて3000メートル級の山々を踏破する
長期縦走登山でなのではないでしょうか。

長期縦走登山では小屋やテントで連泊しての
登山となる訳ですが、当然、装備や食料も多くなり、
大きいザックにかなりの重さの荷物を詰めて
長時間背負うことになります。

もちろんそれらを背負って行動する
体力は必須となりますが、
荷物の担ぎ方や歩き方などを工夫すれば
疲れを軽減することが出来、
快適な長期縦走登山を行うことが出来ます。

そこで今回は、僕の経験に基づいた
長期縦走登山での重い荷物の
背負い方と歩き方について
3つのポイントをご紹介したいと思います。

1、荷物の詰め方は命か関わるほど大事

長期縦走登山でザックの荷物の詰め方が悪いと、
行動中の無駄な疲労に繋がるだけでなく、
歩行バランスを崩し、最悪、
転倒や滑落を引き起こす危険があります。

荷物はまず軽いものを(シュラフ、テント等)下部に、
重いもの(食料、コンロ、水ポリ等)は
真ん中からやや上部辺りに位置するように
パッキングしましょう。

最上部はレインウエアやタオル、携帯食など
すぐに取り出したいものを入れると良いです。

そして重いものはさらにザックの内側、
自分の背中側に出来るだけ近い位置に入れると
ザックを背負ったときのバランスが
とても良くなると思います。

後編へつづく

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